うさぎの不正咬合−ヨダレがでる、顎の下が濡れている!エサを食べない!
うさぎの不正咬合−ヨダレがでる、顎の下が濡れている!エサを食べない!
うさぎの不正咬合とは?
動物病院にいって検査してわかるものです。
ここでは飼い主側が気がつくサインとして分かる症状などをどういうものがあるかと調べてみました。
うさぎの不正咬合とは噛み合わせが悪く、歯の一部が尖って出っぱってしまい、頬や舌を傷つけてしまい痛くて、エサが食べれない状態です。
人間でも歯が悪いと、この気持ちすごくわかります。自分も歯を痛めた時は噛めない、食事を食べない、という状態になりました。特に、噛んで痛って!感じた時の暫くうーんと考えこんでしまい、慎重に口を動かす感じはウサギも人間も同じです。
うさぎもエサを食べると、動きが止まり、あれ?う?何か、、、で、食べるのを辞めてしまいます。しかし、ぶっとい牧草をがんがんと1本食べ切ったりもするのです。おそらく、歯の場所により、特定のものは食べられるということもあるようです。人間も奥歯がいたければ、前歯だけで噛んで食べていきます。
そういう感じで微妙にわかりにくく、徐々に進行していくようです。でも、頬が削れるほど歯が出っ張ると、痛くて耐えられなくて、人はよだれを口を閉じて吸い込むことができますが、ウサギは上の唇が2つに割れていますので、、そこからしみだしたり、吸い込む力が弱くなるので、よだれとしてたれてしまうのでしょう。。また、傷口から分泌される体液、血液など、、そういうものが垂れてくるのではないでしょうか?
問題は?何か?
全く、分かりません。
でも、歯並びが悪くなることらしいです。
また、うさぎの歯は一年で何センチ伸びるとか、前歯と奥歯とでは違うと思いますが、かなり伸びるようです。それを食べながら歯どうしが擦れて削れていくといいます。
しかし、削れるときに上下で歯がずれていると、一部が削り残しになって、出っ張って残ってしまうそうです。厄介ですね。
ふつうは歯医者ですが、動物病院です。また、奥歯などで慎重に削るときは全身麻酔を使うこともありますので、実はおおがかりな病気です。
一体、自然界ではどうやっているのだろう?と疑問で仕方がありません。また、こんなこと、少し前まではちゃんと治療することができなかったのではないかと思われます。
小動物に全身麻酔までかけてけずるわけです。これだけのことをするなんて考えられない、小学校の屋外飼育でここまでやってもらっていたかどうか???これが原因でだめになるウサギも数多く居たことでしょう。
不正咬合かも知れない症状(1例です。他の原因も考えられます。病院で検査してください)
これは一例です。こうなったら病院へ行ってください。
でもこんなことになったら、病院へ行くか、諦めてしまいそうです。
もうだめだ!と思ってしまうこともあるかもしれません。とくに、毎日忙しく働いている人で面倒を見れる人がいない場合は、そのまま時間が経過してしまうこともあるかもしれません。
でも、初期なら、歯を削るという処置で治せるため、大丈夫なことが多いです。多分、歯医者にいくのとと同じ程度なのかもしれません。症状が酷い病気に似ている割には治るので、諦めるのは勿体無いです。
リスクも失敗もあり、麻酔などを使うとそれなりのリスクがあります。また、定期的に歯を削る処置が必要になることがあります。そうじゃない場合もあります。
でも、病院に行く時には覚悟を決めていく。
症状が他の酷い病気の存在もあるかもしれないため、病院に行くときには、最悪の事態も考えて、最大限の病気、費用のことを考えて、どういう選択をするかを考えながら病院へ行くほうがいいと思います。
その場では決められず、また、ショックが大きく、人間がダメージを受けてしまいます。
費用の心配を減らす意味では動物保険に入っておくのがいいのだと思います。
しかし、やはり、最悪の病気の場合は、手術からすぐ駄目になる、、、という事態も起こりかねません。そうなると、やはり、ショックは大きく、費用面だけの問題ではなく、精神的なダメージが非常に大きいです。
ただ、頬って置くと、とにかく、生命に関わることは確かなので、早めに行くべきだと思います。
不正咬合はまだ、治せるものなので、他の思い病気に比べたら全然といっていいくらいにマシだと思います。
でも、症状が他の病気と区別が付けられないのが、、非常に飼い主泣かせです。。。
もうダメかと思い、涙がでるほど悲しんでいたのに、歯を削ってもらっただけで、すぐに、嬉しそうにエサを食べ、元気に飛び回っているわけですから、、、この悲しさからの安堵感への変化はかなりのものです。
正直、かわいい、癒されると思っていても、こういう悲しい時を考えると、プラマイ0じゃないか?もしくは悲しさのほうが大きいのではないかとさえ、思ってしまいます。
それも含めて、うさぎの飼育で、ここから、思い出や良い経験を得させてもらうわけです。
そういうこともあるので、自分が元気なうちにはいいですが、あまり年をとってから、ペットを飼うというのは、私は避けていくかもしれません。
牧草をたくさん食べていれば不正咬合にならずに済むか?
牧草をたくさん食べていれば、よく噛むので、歯がすり減って、不正咬合になりにくい!なんて言われていますが、ある程度は軽減されたのかもしれませんが、ペレットは通常、1日に体重の3〜4%とペレット袋に書いてありますが、牧草主体で育てたいので、5kgづつまとめ買いして、牧草を大量にいつでも食べられるようにしています。
その結果、ペレットは1日に体重の1%程度で、あとは牧草です。これでも、体重が増え、脂肪がつき気味です。
なんでだろう???牛は牧草をたべているだけで、霜降りになるくらいですから、草を食べていても太るということでしょうか?
野菜を食べれば痩せる?太らない?みたいなイメージは草食動物にとっては、話にならない理論のようです。人間のように草ばかり食べていたら痩せるか?というのは痩せない、ということが事実のようです。
それはそうと、100%牧草飼育とはいきませんが、ほとんど牧草飼育です。そういうウサギでも不正咬合になったことがあります。
結局、あまり関係ないとも思えます。
歯の並び方、向き、それらが正しくなると、徐々に不正咬合になってくるようです。げっ歯目がどういうふうな歯をしているかは分かりませんが、人間の歯は動きまくります。歯槽骨という柔らかい骨で固定されているので歯列矯正というように好きなように移動できます。
ウサギなどの齧歯目がそういう構造なのか、頭蓋骨に直接歯がついているのか分かりませんが、ある程度は動くのか?遺伝的に歯並びがずれ気味なのか?そういうこともあります。また、何か硬いものをかみすぎたせいで歯が曲がっていってしまったとかも考えられます。
いずれにしても、牧草だけ上げていれば平気?ペレットばかりじゃ、不正咬合になりやすい、などなど、不明です。
でも、多分、牧草だけを食べて走り回っていれば、だいぶ自然に近いので、不正咬合なんて、まるで現代人の病気のような病気にはならないでしょう。
太古の昔、人間が歯並びが悪くて、噛み合わせがおかしくなったら命を落としているでしょう。
今では、色々ありますが、とにかく、昔の人は歯並びがよくて、今は悪い。理由は不明です。
しかし、なんだか共通するような気がします。人もあまり歯並びを重視しなくてもいきていけるようになり、うさぎも自然下で淘汰されることなく、繁殖で系統を維持してきたわけですので、歯並びまで考えていない可能性もなくはないかと思われます。
そう考えると、ある程度は、不正咬合になりやすい、なりにくいというのもあるのでしょう。
人の場合は歯並びは遺伝するような気がします。まるで、本人が悪いかのようなコンプレックスにさいなまれ、ただしく、矯正、歯自体を人工物に置き換えるようなことまでしています。
そんなことまでして、大金をつぎこんでまで、歯並びを綺麗にしたい、自分の価値を決められるかのようなことになってしまったのかもしれません。
歯並びは本来生きるために必要なこと、自然じゃないことをしてまでやることでもないような、、食べるために問題がない状態にすることが正しい訳であって、、、、と、思わず、現代の歯並び美化の歯の風潮と、うさぎの不正咬合の話がかぶってしまいました。